2025/10/16
介護施設では、『防災訓練』と『防火訓練』を年に1回ずつ行うことを国から義務付けされております。そして昨日10月15日に『防災訓練』を行いました。今回は【南海トラフ地震が発生し、広島市では最大震度6の揺れが起き、津波が30分後に到着する】と、しました。当『よつばケアセンター』は4階建て です。そのため1階のデイケアで過ごしている利用者さまは、上の階に避難させなければ なりません。そしてエレベーターは地震の影響でが使用できない という体(てい)で行ったため、階段で上がる必要があります。このような場合、どのようにして利用者さまを上の階まで運んだら良いかをスタッフで案を出して みました。すると『シーツを使う』『毛布を使う』『おんぶする』『(運びやすい)アイテムを使う』等の案が出ました。
そして この度は『(薄手の)敷布団』を使用して やってみることに しました。スタッフの1人が利用者さま役となり、スタッフ4人で運びます。
まずは、上部へあげてみます。持ち上がりました。
今度は実際にデイルームから階段まで行き、階段を上がってみます。
何とか上がることは できましたが、色々な課題がでました。『頭側のスタッフは負担(得に手の握力)が大きい』『足よりも頭側が下がると乗っている人は恐怖を感じる』『狭い階段は登りにくく、壁に当たり ながら登ると同時に体力も削られていく』等。
今回は、デイルームから階段までの距離が約20メートルほど、さらに階段は2階の半分(折り返し)までしか登っていませんが、介助する側は汗だくに なるほどの体力消耗でした。介助したスタッフから話を聞いたところ、「この疲労感だと2階まで利用者さまを運ぶのは、せいぜい2人が限界だと思う・・・。」とのことでした。
実際に避難を模擬でやってみると、色々な発見があります。避難訓練、防災訓練を する度に思うことでは ありますが、頭だけで想像するのと、実際に やってみるのとでは、気付きや学ぶことが天と地くらい違います。今回の訓練で幾つもの課題が上がりました。そして、その課題を1つずつ解消して いかなければ なりません。災害が起こった時、利用者さまを いかに不安を与えず、スムーズに安全な場所に誘導できるよう、スタッフは日々精進して いかなければ なりません。・・・あと、スタッフの体力づくりも必要かもしれませんね。幾ら知識や、避難方法をたくさん得ていても、体力がなく動くことが できなかったら意味がありません。当ケアセンターにも運動不足、少し動いた だけで息切れするスタッフが多い気がします 笑 ( *´艸`) そういうこともあり、当ケアセンターのスタッフは利用者さまをお連れしたり、重いものを運ぶ時以外は、エレベーターは使用せずに階段を使用して体力作りをしています。同時に省エネ効果もあるので、『一度に二度美味しい』です(*^▽^*)
当スタッフが事前に調べたところ、『防災敷パット』というものが あって、それを使用したら介助者1人でも「ひょい!」と人ひとり持ち上げられるとかで・・・。当ケアセンターでも是非試して みたいと思っております。もし気になる方(かた)が おられましたら、YouTubeにもアップされて おりますので見られて みては?と思います。その名も『らっこちゃん』です。名前が可愛いですね🦦( *´艸`)♡